16歳でLD診断された娘との日々

息子はADHD。娘16歳にて、突然家族に読み書き計算が苦手な事を告白。全日制高校から通信制高校へ編入するも、今後の進路に母は心配でならず。
母親の日頃思うことや、娘について綴りたいと思います。

今に至るまで 2

娘が告白したちょうど一週間前、実父が脳梗塞で入院してました。


実父は言語に関する部分がやられ、高次脳機能障害、失語症となりコミュニケーションが難しい状態。


入院が嫌で病院を抜け出そうとするので誰かがつきっきりでした。


妹夫婦が同居してましたが、妹の息子四年生がうちの娘と同時期に勉強が嫌いとの理由で不登校が始まってました。


娘の旦那は単身赴任。


どうしようもない、二進も三進もいかないどん詰まりの状態です。


死にたい。自分は生きる価値がない。と毎日つぶやく娘をなんとか実家に連れていき、妹息子と留守番させ、私と妹は病院と市役所の行ったり来たり。


時間を見つけては高校と話し合い。


私の中では転校させたかったので、通信制高校を探してました。


妹はパニック。しかもリウマチもち。

妹を励ましながら、なんとか私もキリキリ状態で過ごしてました。


娘とも時間を見つけては、いろいろな話しをしました。


あなたにはあなたにしか出来ないことがある。

横読みができなくても、縦読みはできる。

英検三級もある。

なにしろ、実力で偏差値50の高校に入れた。

今は先が見えなくても、お母さんがついてるから。


それから娘はいっぱい話してくれました。


皆んなにわからないように、指を使って計算してたこと。

黒板全体が見えないこと。

言われている事の意味がわからなくなる。書いてある言葉が頭に入らない。

記憶にとどめておく事が難しい。

左右がわかりづらい。

目の前にあるものが見つからない。


とにかく聞く力、記憶力がものすごく弱い事がわかりました。


でも、数学と英語と国語が好きだった。

でも、でも実は娘のものすごい努力でここまで頑張って。


なんで私は気がつかなかったのだろう。

娘がものすごく辛い思いしてたなんて。

息子に手がかかってなんて、言い訳。


勉強しなさい。勉強しなさいって何度も言った。

物凄く重荷だっただろうに。


娘に謝って、一緒に泣いて、たくさん話して、やっと娘と正面向けた気がしました。


これが11月中旬。


まだ娘の心療内科には予約は入れたものの、初診は12月頭。


そんな日々の中、付き添っていた母が帰った夕方、父が病院から脱走してしまったんです。


続きは後日。